こんにちは!カッチンの映画レビューの時間です!
今回レビューする映画は『バンク・ジョブ』。
1971年にロンドンで実際に起きたベイカーストリート強盗事件をモデルに作られた映画で、借金苦に苦しむ主人公が銀行強盗を持ち掛けられますが、その裏には王室スキャンダルや裏社会の秘密が隠されていて…という手に汗握るストーリーです。
※こちらのレビューはネタバレが含まれるので、まだ観てない人は鑑賞してから戻ってきてください!
どこからどこまでが実話?
『バンク・ジョブ』は実話を基に作られている映画としても有名ですが、どこまでが実話なのかっていう情報があまり世に出てないんですよね。
実際に起きた『ベイカーストリート強盗事件』をモデルにしてるのは間違いなくて、2軒先の店からトンネルを掘って貸金庫室の床を突き破って侵入するシーンは、実際に起きた事件と同じだそうです。
映画では屋上に見張り役をつけてトランシーバーで逐一連絡を取っていて、このやりとりをアマチュア無線家に聞かれて通報されるんですけど、ここのくだりも同じです。
アマチュア無線家が最初に警察に相手にされなかったのも事実に基づいていて、しっかり映画で描かれています。
実際に起きた『ベイカーストリート強盗事件』は貸金庫の強奪に成功して一味が大金を手にしたものの、その後数人が逮捕されて刑務所に送られて、残りのメンバーは捕まらずに逃げ延びたみたいです。
映画ではマーガレット王女の世に出てほしくない写真や、裏社会の人間の裏帳簿がトラブルを招きますが、このあたりは事実じゃなくてフィクションです。
ただいきなり突拍子もないフィクションを作り上げたわけじゃなくて、
「政府が報道を検閲する通告を出した」
「マーガレット王女の良からぬ写真があった」
「閣僚の世に出せない写真が見つかった」
などの噂が世を騒がしていたみたいで、この噂たちが『バンク・ジョブ』のストーリーに盛り込まれたっていうのが真相みたいです。
普通に銀行強盗するだけでも面白い映画になりそうなのに、さらにハラハラするフィクションを付け加えてるので、もちろん面白い作品になっていました。
アクション少なめのジェイソン・ステイサム
ジェイソン・ステイサムということで、やっぱりそれなりにアクションを期待して観たんですけど、思ったよりもアクションシーンは少なめです。
少なめというかほとんどないので、カッチンは大丈夫でしたが「ジェイソン・ステイサムといえばアクションでしょ!」って思ってる人は、結構ガッカリしたかもしれません。
クライマックスで裏社会の奴らと少しだけバトルするシーンがあって、そこではいつもの強いジェイソン・ステイサムをしっかり見せてくれてました。
ただ中古車販売の店を営んでる役なのに、異常に強いのが気になりました。
相手が銃を出しても怯まないどころか、レンガを投げつけて向かって行って銃を叩き落したり、どう見ても訓練されてる人でした(笑)
動きはプロっぽくなかったから、腕っぷしが強いっていう設定ならギリOKかもしれません。
アクションシーンが少ない代わりにっていうわけじゃないですが、ジェイソン・ステイサムのヒューマンドラマ的な演技をじっくり堪能できる作品です。
銀行強盗の方法が古典的すぎる?
銀行の2軒となりの貸店舗を借りて、地下に穴を空けてトンネルを作って貸金庫室に辿り着くわけですが、小学生が考えそうな方法ですよね(笑)
古典的すぎるっていうか…。
でも子供みたいな発想だからこそ、これまで実際に誰もやってなくて、まんまと成功したのかもしれないですね。
泥棒のプロじゃなくて素人集団っていうのもよかったのかもしれないし、実際の事件は1971年だから、時代が時代っていうのもあったのかもしれません。
借りた貸店舗と銀行の間にはフライドチキンの店があって、その地下にトンネルを電動ドリルみたいなので掘り進めるわけですけど、絶対バレますよね(笑)
一応1回だけフライドチキンの店から通報があって警官が来るけど、振動でお客が食べれないぐらいの事態になってたから、もしカッチンが店長だったら何回も通報するけどなって思いました。
でも掘ってるトンネルの下に昔からあるトンネルを見つけたから、フライドチキン屋の振動問題はこれで解決したよってことだったのかもしれません。
実際に同じことやれって言われたら、地盤沈下って言うんですか?掘ってるトンネルの天井が崩れてきそうで怖すぎて嫌です。
言いだしっぺの女を疑わな過ぎ問題
銀行強盗の話しを持ち掛けてきたのはマルティーヌ・ラブっていう女性で、こやつは自分が逮捕されないために貸金庫にある王室スキャンダルの写真を持ち出して来いっていう命令に従います。
それでジェイソン・ステイサムに話を持ち掛けてくるわけですが、元恋人なんだか知らないけど、いくらなんでもジェイソン・ステイサム疑わなすぎだろ!って思いました。
そもそもマルティーヌ・ラブって名前が怪しいですし(笑)
ジェイソン・ステイサムは最初に銀行強盗の話しをされた直後にマルティーヌ・ラブが怪しい男と会ってるのを目撃してるし、しかもトンネル掘ってる時も買い出しに行ったマルティーヌ・ラブが同じ男と会ってるのを見てるわけで。
「お前の目は節穴か!」って感じでした。
元恋人ってことで信じたかったとかなんですかね。だとしたら詰めが甘すぎです!
マルティーヌ・ラブは参加したメンバーたちを完全に騙してたわけですけど、最終的に喉元過ぎれば熱さを忘れるみたいにメンバーたちが許してるのも、ちょっと解せなかったです。
マルティーヌ・ラブが話を持ち掛けたせいで3人も命を奪われてますからね…。
イケメン風のメンバーなんて「一緒に遠くに行こう」的なこと言ってフラれてましたし。
1番かわいそうだったデイブ
裏社会の男に拷問された末に命を奪われたデイブが1番かわいそうでした…。
とは言ってもデイブに関しては最初から浮足立ってて「ヤバそうだな」って感じはしてたんです。
銀行強盗の下見に来てるっていうのに裏社会の悪い男に「あなたの映画に出てました」とか言いに行っちゃうし…しかもこの行動が命取りになるんですよね。
トンネル掘ってる最中にフライドチキン屋の出前とったりやりたい放題なんですけど、どこか憎めないキャラクターで、周りのメンバーからも好かれてる様子でした。
しかも限界まで口を割らない漢気も見せてました。
足を溶かされたら喋っちゃうのも仕方ないです…さすがに。
デイブが憎めない奴だっただけに、マルティーヌ・ラブが最終的にみんなに許されてるのがやっぱり解せなかったんです。
2人を仕留めるメリットが謎
早いうちにズラかった銀行強盗のメンバーの2人も後々あっさり命奪われちゃうんですけど、2人を仕留める意味がイマイチわからなかったんですよね。
確保して人質にした方が良かった気がするし、仕留めたところで何も解決しないですし。
情報を吐かせようともしないで、いきなり亡き者にされたのが疑問でした。
わかる人いたらコメント欄で教えてください!
トランシーバーの偶然
トランシーバーを持って屋上で見張り役をやっていたエディは、結果的に完全に不要でした。
実際に起きた『ベイカーストリート強盗事件』でも見張りがいて、アマチュア無線家によってやりとりを聞かれたのが、警察に睨まれる最初のきっかけになっています。
こんなこと言っても後の祭りですけど、見張りなんてつけなければよかったのに!!って思わずにいられません。
ただ警察が救急車を使って銀行を特定しようとしてる時に、エディが屋上からトランシーバーを落として通信できなくなって助かるっていう展開は、すごくドラマチックでした。
トランシーバーがスローで落ちていく演出も良かったです。
最初は「エディのバカ!」って思っちゃったんですけど、結果的に大手柄でした。
そもそも最初から見張りなんて立てなければよかったんですけどね!
たしかエディに見張りを頼むってなった時に、デイブが「分け前が減る!」って反対するんです。
その時は「なんだこいつ」って思ったんですけど、結果的にデイブの意見を聞いてた方が良かったかもしれないです。
意外と影が薄いマイケルX
マイケルXがもっと活躍するのかと思ってたのはカッチンだけでしょうか?
秘密の写真の持ち主だし、結構ヤバい奴みたいな紹介のされ方だったから、かなり絡んでくるんだろうなと思ってたら、思うのほか絡んでこなくて拍子抜けでした。
もちろんストーリー的にはずっと絡んでるんだけど、ずっと遠方にいるんですよね(笑)
あとマイケルXの元に潜入捜査してる女性捜査官も「そこまで危険を冒す必要があったか?」って正直思いました。
命まで落としてかわいそうでした。
『バンク・ジョブ』は実話がモデルっていう部分もそそられますし、実話とは思えない銀行強盗の手法も楽しかったです。
フィクション部分ではしっかりハラハラドキドキさせてくれて、充分楽しめる映画でした。
皆さんの感想もコメント欄で教えてくれると嬉しいです!
それではまた映画レビューでお会いしましょう。
カッチンでした。


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