『楓』ネタバレ感想|ツッコミどころ満載と思いきや涙溢れる良作映画

邦画

こんにちは!カッチンの映画レビューの時間です。

今回レビューする映画は『楓』

スピッツの名曲を原案に作られた映画です。

交通事故で最愛の恋人を失った女性が混乱の中で双子の弟を恋人だと思い込み、言い出せない弟は兄のフリをして同棲生活を続けますが、2人には打ち明けてない秘密があり…という感じの切ないラブストーリーです。

こちらの映画は公開前に試写会に招待して頂いて鑑賞してきました。

※ここから先はネタバレを含みますので、未鑑賞の人は鑑賞してから戻ってきてください。

いきなり「現実的に無理だろ!」と思った設定

福士蒼汰さん演じる双子の弟が兄のフリをして福原遥さんと暮らしてる状況がわかった瞬間に「いや絶対無理じゃない!?」っていきなりツッコミたくなったんですよね。

福原遥さん演じる亜子が気付くかどうかの話しになるわけですが、郵便物とかも届くだろうし、デートでどっか行った時に身分証を提示する機会があったらどうしてるんだろう?とか、野暮と思いつつ考えなくていいことをついつい考えてしまいました。

しかも弟は兄とファッションの趣味が違くて、仕事に行く前にコインロッカーに寄って公衆トイレで着替えてから仕事に向かうんですけど、「そんな面倒なことするなら自分の服の趣味を変えればいいのに!」って思っちゃいました。

コインロッカーに入れてる服は同棲してる部屋では洗濯できないはずだから、コインランドリーって洗ってるのか?なんてことも考えてしまいました。

こんなこと思う奴は恋愛映画を観るなって感じですよね。

でも同じこと思った人絶対いると思うんですよね。

ただ意外と弟が同棲生活をしてるのは1ヶ月程度って後からわかって「それぐらい短期間なら可能かもしれない…」って前向きになったりしてました。

でもこの疑問点は、福原遥さんが実は心の底ではわかってて、恋人を失った現実を受け入れたくない想いから始まった関係だったことが後でわかって、とても心がスッとしました。

普通に驚いた予想外の秘密

序盤から中盤までは「こういう感じのストーリーでこういう結末なんだろうな」って、予想がつく映画だと思ってました。

ところがですね、思ってもいなかった事実が発覚するんです。

学生時代に合唱コンクールでソロパートを任された亜子がプレッシャーに苦しんでる時に、双子の兄がたまたま通りがかって勇気づけて、この出来事をきっかけに2人の距離が縮まって…みたいな流れなんですが、

実はこの時に亜子を勇気づけたのは、兄ではなく弟の方だったんです。

この事実は衝撃でした。

最終的に撮った写真で弟だったことがわかる展開も胸アツでした。

宮沢氷魚は何の仕事をしてるのか…

宮沢氷魚さん演じる梶野は2人が偽りの関係を続けていることを知ってて、「こんな関係を続けていいのか」っていう相談にも乗る超重要キャラでした。

自分の人生を生きてない弟のことを心配しつつ、さらに亜子に対しても自分の意見を言っていて、頼りがいMAXみたいな存在だったんですけど、カッチンはそれ以上に「この人は何の仕事をしてるんだろうか?」って気になってました。

やたらと豪華で広い部屋で、いつも1人でパソコンをパチパチいじってるんですよね。

しかも座ってる時の姿勢が凄く良いんです。

服装もキレイな服をいつも着こなしてて、とにかくスマートでした。

宮沢氷魚さんに怖いぐらいハマってる役だったんですが、これは元々脚本がああいうキャラの設定だったのか、宮沢氷魚さんをキャスティングしてキャラ設定を変更したのか気になってしまいました。

福原遥と福士蒼汰の演技

福原遥さんは相変わらずの安定感で、素敵な演技で感動させてくれました。

感極まる演技が特に印象的で、彼女の演技に涙を誘われちゃいました。

子役からやっててキャリアが長いのもあると思うんですけど、なにより安心感がありますよね。

勝手な想像ですけど、すごく性格良さそうで好きな女優さんの1人なんです。

特に『正直不動産』が好きです。

福士蒼汰さんはこの映画で少し久しぶりに観た感じだったんですけど、難しいであろう双子役を見事に演じ分けていました。

髪型とメガネぐらいしかビジュアルの違いがなかったんですけど、空気感や内面の違いをしっかり出しながら兄と弟を演じ分けていた印象です。

少し前までドラマにたくさん出演してるイメージだったんですけど、『楓』を観て「すごくに映画が似合うな」って思いました。

落ち着いた役柄にとってもマッチしてたので、これからも映画でこういう役を演じてる姿を見たいです。

滅多に恋愛映画を観ないけど…

カッチンはいわゆるラブストーリー的な映画を滅多に観ません。

『楓』も正直言って試写会のお話を頂いたので鑑賞した形で、たぶん何も接点がなかったらスルーしてたと思います。

ただですね、観てみたら普通に感動して涙を浮かべてしまってました。

単純じゃないオチというか、驚きの過去の出来事もあったり、悲しい話しであることは間違いないんだけど、希望に繋がる終わり方もとっても素敵でした。

「やっぱり毛嫌いしないで色んなジャンルの映画を観ないとダメだな」って思わせてくれた作品でもありました。

そういえば知人に勧められて先日『今夜、世界からこの恋が消えても』っていう映画を観たんですけど、こちらも素敵な映画で普通に泣いちゃいました(笑)

「もしかして…こういうジャンル好きなのか?」ってちょっと動揺してます。

いい発見なので別にいいんですけどね(笑)

行定勲監督らしさに溢れた映画

『楓』は行定勲監督がメガホンを取っているんですが、ひとつひとつのシーンの描写が凄く丁寧で、しかもあったかみがあって「行定監督らしいなぁ」って思いながら観てました。

個人的に『クローズド・ノート』っていう行定監督の映画が好きなこともあって、なんだか嬉しい気持ちになりました。

スピッツの『楓』がしつこいぐらい流れるのかな?なんて要らぬ心配も少ししてたんですけど、そんなことは全然なくて、ここぞという素敵なポイントで流れて来る感じでした。

悲しみを乗り越えて希望に進む2人を見て、感動と勇気をもらえる映画でした。

皆さんの『楓』の感想もコメント欄で教えてもらえると嬉しいです!

それではまた映画レビューでお会いしましょう。

カッチンでした。

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