『ファーストキス』ネタバレ感想|代引きから元払いへ…松たか子と松村北斗が誘う感動の渦

邦画

こんにちは!カッチンの映画レビューの時間です!

今回レビューする映画は『ファーストキス』

松たか子さんとSixTONESの松村北斗さんが共演した映画で、事故で夫を亡くした妻がタイムトラベルできる手段を得て、15年後に起こる事故から夫を守ろうと奔走する物語です。

面白そうだな~って思いながらも見逃してた作品でした。

良い評判はたくさん聞いてたんですけど、まさかここまで素敵な映画だったとは…って感じでした!

※ここから先はネタバレを含むので、未鑑賞の人は観てから戻ってきてください。

思ってたテイストと違ってビックリ!

夫を亡くした妻がタイムトラベルをして昔の夫に会うっていう流れだけ知って鑑賞したんですけど、こういう内容だけに「終始切なくて真面目で重たい感じの映画かな」って勝手に想像してました。

ところが映画が始まった直後から松たか子さんと配達員の竹原ピストルさんのやりとりが面白くて、「あれ?」って思いました。

竹原ピストルさんによだれを指摘された松たか子さんが、払おうとしてた千円札でよだれを拭いてそのまま渡すのがめちゃくちゃ面白かったです。

しかもよだれに関して「寒いと出ますよね」って言ってて、僕はその感覚がないのでここも面白かったです。

みんな寒いとよだれ出るんですかね(笑)

でもこの餃子の宅配のシーンはラストで号泣させられる伏線でした…。
それはまた後ほど。

松たか子さん演じるカンナは舞台スタッフの仕事をしてて、仕事してる様子もコミカルな感じが滲み出てて、しかも運転してる車が何気に結構デカくて厳ついのもツボでした(笑)

ゴリゴリ運転しててカッコいんですよね。

カンナっていう女性はちょっと変わってる感じなんですけど、松たか子さんが演じてるからこそ、面白くて魅力的なキャラクターになってました。

タイムトラベルして松村北斗さん演じる夫の駈と会ってからも、2人の掛け合いにコミカルさが含まれてて、予想外のコメディテイストに驚きました。

でもこれは完全にいい意味の驚きでした!

カメラのシャッター音と共に松たか子さんが何度も何度もやり直すシーンは爆笑しちゃったし、かき氷屋に並ぶくだりは他のお客も巻き込んだドタバタ劇が面白かったです。

かき氷屋に並んでる時の後ろの2人組は文句ばっかり言ってると思ったら、最終的に「この人は教授の娘なんかに興味ないんだよ!おばさんの事が好きなの!」って言い出すからビックリしちゃいました(笑)

松たか子さんが松村北斗さんに「からかわないでください!ドキドキさせないでください!」ってセリフを何度も言わせてるシーンも、声出してゲラゲラ笑っちゃいました。

松村北斗さんが真面目に演じてるのがいいんですよね。だからこそ面白いんです。

松たか子さんが15年前の自分と鉢合わせた所に居合わせた時の松村北斗さんの表情も面白くて…すごく演技がうまくてリアルなんですけど、それが逆に面白かったです。

たしかに駈からしたらあのシーンはホラーですもんね。

松たか子さんの演技がイチイチ面白くて、そのせいで間に入って来る切ないシーンがとっても活きてました。

松村北斗さん演じる駈もかなり変わってる役なんだけど、「こういう人たしかにいそう」っていうギリギリのラインをついた絶妙な演技でした。
たぶんやりすぎると一気に印象が変わってたと思います。

女性と話すのがあんまり得意じゃないというか、女性慣れしてないキャラだったんですけど、ふだんキャーキャー言われてることを思うと、なおさら演技力の高さを感じました。

予想外にコメディタッチだったのが凄く良くて、おかげで感動するところは思いっきり泣かされました。

ずっと真面目で暗い感じだと、ここまで感動できなかったと思います。

松たか子さん、走り方まで面白かったです(笑)

餃子の代引きが元払いに…

夫のトウモロコシの食べ方が変わってたことで、過去に戻った時の振る舞いで未来の夫の行動を変えられる可能性に気が付いた松たか子さんは、あの手この手で夫を事故から救おうとします。

このトウモロコシの件に気付いた時の松たか子さんの「こりゃ大変だぞ」ってセリフの言い方も可愛くて面白くて大好きです。

最後に過去に戻った時に松たか子さんが洗いざらいを話したことで、松村北斗さんは自分が命を落とすことを知って、さらに自分たちが冷め切って離婚することも知ったわけですけど、

人を救って命を落とすことに後悔はしてなくて、離婚する事実にショックを受けるんですよね。

「僕がやり直すとしたら、君と結婚してた15年間だと思う」ってセリフを聞いた時は、人目を憚らず泣いてしまいました。
自宅で1人で観てたので人目はなかったけど…。

結果的に事故が起きるまでの間、2人は素敵な結婚生活を送ることができました。

事故の日に自宅の電話が鳴るシーンは、「お願いだから鳴らないで!」って願ってました。

呼び出し音が鳴る前に電話が光るのがすごく嫌でした。

そしてやはり竹原ピストルさんが餃子の宅配を持ってくるんですけど、最初のシーンではカンナが自分で頼んでて代引きなんです。

でもラストのシーンでは夫が頼んでくれてて、しかも元払いですでに支払いを済ませてくれてるんです。

こんなの泣きますよ。

ちなみに最初のシーンで元払いで受け取った餃子は、信じられないぐらい失敗してました(笑)

カンナの複雑すぎる感情

カンナと駈の夫婦関係は完全に冷め切ってて、朝食を黙ってそれぞれ用意して違うテーブルで食べてる様子は恐怖を覚えるほどでした。

それだけ冷め切ってたにも関わらず、タイムトラベルして出会う前の駈にあったカンナは「やっぱり生きててほしい」って思うんですよね。

というかカンナと駈の醒めてる様子的に、カンナじゃなくて駈に原因があるように感じました。

勝手に自分用のベッド買って別々の部屋で寝るようになってましたし。

過去に戻ったカンナと会ったことで、駈の行動が変わって醒めなくなるわけだから、やっぱり冷め切った関係の原因は駈だったってことですよね。

でもカンナってトーストを食べる時に、お皿を用意しないでコーヒーカップの上に乗せて運んでソファーで食べたりするから、これはカッチンも無理ですね(笑)

パンのカスがめちゃくちゃ落ちる!ってすぐに思っちゃったので(笑)

いくら過去に戻っても事故から救えないってなった時に、私じゃなくて教授の娘と結婚すれば事故に遭わなくて済むって思うぐらいだったわけで、カンナって本当に駈のことが好きだったんですよね。

もはや自分と一緒にならなくていいから、生きてさえいてくれればいいっていう究極の愛だったわけで。

過去に戻って15年前の駈と会う度に、遺影に向かって「浮気じゃないよ」って断ってる姿も印象的でした。

駈は細かかったりカンナに冷たくなっていっちゃうけど、そうは言っても自分の命を投げうってでも他人を救っちゃう素敵すぎる人間性の持ち主なんですよね。

過去に戻ったカンナに事故の事を言われても「その人は助かったの?」って真っ先に気にしてたし。

カンナは駈のそういう部分も好きだったんでしょう。

駈も年齢差があろうがなかろうが、結局カンナに惹かれるんですよね。

なんだかわからないけど話しやすくて、しかもドキドキするなんて完全に運命ですよね。

ラストまでの2人のやりとりが素敵すぎるから、カレンダーに隠してあった手紙をカンナが読むシーンは号泣でした。

「寂しさは好きという想いから始まる」

駈の手紙に「寂しさは好きという想いから始まる」みたいなことが書かれていたんですけど、この言葉には妙に納得してしまいました。

言われてみるとたしかにそうですよね。

好きじゃなかったら寂しいなんて思わないですもん。

これは自分の弱さから出た発想なんですけど、仲が良ければ良いほど終わりが来た時に寂しいんじゃないかってちょっと思っちゃいました。

つまり不仲の状態で失った方がダメージは少なくて済むんじゃないかって気もしました。

でもそれだと失うまでの日々が充実してないことになるから、なんの意味もなくなっちゃいますかね。

寂しさを感じられるほど人を好きになれることが幸せってことなのかしら?なんてことも考えちゃいました。

まとまってないのにこんな話してすみません。

結果的に過去に1度戻って、いい夫婦関係で過ごした世界線の松たか子さんの方がずっと素敵な表情してました。

特に餃子を受け取った後に遺影を見てる表情は本当に素敵でした。

『ファーストキス』は本当に素敵な映画で、観た後にしばらく心地の良い余韻に浸れる作品でした。

松たか子さんと松村北斗さんをはじめ、出演者の演技もとっても素敵でした。

そういえば、松たか子さんの舞台スタッフの同僚役が森七菜さんって全然気が付かなくて、後から気が付きました。

たぶんあまりに自然すぎて気が付かなかったんだと思います。

森七菜さんっていろんなキャラに完全になりきるって感じで、演技の上手さに毎回驚かされます。

タイムトラベルの回数というか期間がある設定も良かったです。

人に優しくありたいなって思わせてくれる映画でもありました。

皆さんの感想もコメント欄で教えてもらえると嬉しいです!

それではまた映画レビューでお会いしましょう。

カッチンでした。

恋愛映画はこちらも素敵でした。

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